Forza Motorsportレビュー

Forza Motorsportを約三か月間遊んだライトユーザーのブログ!

こんにちは!私はフォルツァ愛好家です。フォルツァとの出会いは「Forza Motorsport 7」からで、フォルツァ歴はまだ浅いんです。超本格派ではなく、ゲームパッド使いのライトユーザーでして、それでも十分楽しんでいます。実際にスポーツカーを運転した経験はなく、高速道路で100km/hを出すのも少し怖いんですよ。でも、そんな私が夢中になった「Forza Motorsport」の魅力や少し残念に思った点について、約3か月遊んだ感想を今からお話ししていきたいと思います。

🏎 Forza Motorsportってどんなゲーム?:

『Forza Motorsport』の最新作は、前作から6年ぶりで、シリーズの8作目にあたります。新たなゲームコンセプトとシリーズの再構築を掲げているため、ナンバリングは廃止されていますが、内容と進化を考慮すると、事実上『Forza Motorsport 8』と見なすことができます。

本作はXbox Series X/S専用タイトルで、開発はゼロベースで行われました。リアルタイムレイトレーシングの対応、より精密に再現された車とコース、大幅に進化した物理演算、そしてモータースポーツに特化した新システムの導入など、過去作を上回るパフォーマンスを実現しています。

“Forza Motorsport”は、リアルなグラフィックと車のカスタマイズが魅力のレーシングゲームで、Xboxの代表的なタイトルとして知られています。操作性は初心者にも扱いやすく、世界各地の有名なレーストラックを体験し、本物のレースカードライバーのような感覚を楽しむことができます。

本作は車の挙動がとても素晴らしい:

まず驚いたのは、物理エンジンの進化です。物理的にこうあるべきという素直な挙動を感じられます。ハンドリング、加速、ブレーキング、コーナリングのそれぞれが、まるで実際に車を運転しているかのようなリアリティを感じさせます。緩いコーナーを曲がるときタイヤの音がキュルキュルと鳴るんです。「おおーっ!きゅるきゅる言ってる!いま限界ギリギリだよねー!限界ラバーだよね!」と一人で興奮してます。同じく緩いコーナーでタイヤの限界を超えてドリフトして綺麗に曲がったときは鳥肌ものです。「これが慣性ドリフトってやつか!」なんて言ってみたり。鈴鹿のヘアピン十分に減速してるのにも関わらずうまく曲がれず「チっ!アンダーかよ!」なんてテキトーなこと言いながら走り屋気取りで楽しんでます。

ドライビングのリアリティーが伝わってきます。

本作はコーナーを抜ける際のアクセルの強弱によるタイヤの滑り具合も、前作と違う味付けになっています。あとABSオンでフルブレーキかけた時の制動距離も短くなってますね。

雨が降ると路面が滑りやすくなり、タイヤのグリップとトラクションが低下します。雨天時の走行はウェットタイヤにしないとめっちゃ滑る。私はこの状態のことを「スベリマ クリスティー」と言っていますが・・・。ウェットタイヤにしてもブレーキ時の制動距離が通常より少し伸びます。

この細かなニュアンスは、まさにプロのレーサーになったような感覚を味わわせてくれます。どれも物理的に当たり前のことなんですが、当たり前のことをゲームで再現することは非常に難しい技術だと思うし、よりリアリティが増し没入感があります。

ただ、本作も路面の水たまりがほしかったなと・・・。あとフロントガラスにガラコ塗ってないぁ・・・と思ったり。あと雷が・・・・。

とにかく前作に慣れたプレイヤーでも、今作の新しい挙動の細かさはまさに次世代的で新鮮な驚きを感じるはずです。

おすすめはXBOX ONEコントローラー:

“Forza Motorsport”シリーズをプレイする際、私のおすすめは断然Xbox Oneコントローラーです。このコントローラーには「インパルストリガー」という特別な機能が備わっていて、トリガーが振動することで路面状況を直感的に伝えてくれます。このゲームには初心者にも優しいアシスト機能が多数搭載されており、ゲームパッドでも容易に操作できる一方、より速いタイムを目指す場合、アシスト機能をオフにする必要があります。

インパルストリガー機能は、アシスト機能をオフにした際に特に役立ちます。たとえば、ABSをオフにした場合、ブレーキをかける時の振動を感じ取ることで、ハンドルロックを防止できます。また、TCSをオフにした時は、振動を通じてタイヤのグリップ限界を感じ取りやすくなり、コーナーから立ち上がる際のアクセル操作もより繊細に行えるようになります。正直なところ、インパルストリガーがないコントローラーでは、私にはまともに操作することが難しいほど、この機能に頼っています。

グラフィック:

グラフィックは様々なレビューで酷評されていますが、悪くはないんですよ。特に自然の描写が美しいです。木々の質感、特にメープルバレーの景色は前作よりも大幅に向上していてとても美しいです。

観客のリアルな表現もゲームの没入感を高めています。

オリジナルコースの箱根サーキットもとても美しい!

ただ、前作のようにハードのスペックの限界を超えたようなグラフィックではなく、要求スペックが高いんだからこれぐらい出せて当たり前だよねってレベル。で、にもかかわらず動作がかなり重いです。正直なんでこのクオリティーでこんなに重いの?って思います。発売前のトレーラーでは素晴らしい映像で期待を高めましたが、実際のゲームではトレーラーほどの細かさや、美しさはありません。部分的にボケ感が強く、全体的にはやや霞んだ印象を受けます。場面によっては実写のような雰囲気を出していますが、解像度が低く設定されているように見えることもあります。天候や時間帯によっては、前作とどっこいどっこいな印象を受けます。

HDR:

HDRは全然だめですねー。日の光や、ヘッドライトの光が強すぎて車の質感や光沢感などがつぶれてしまっています。レイトレONにすればちょっとましになるけど、私のRTX3070では60fps張り付かなくなるので実用的ではないし。昼間の霧や雨の時は、見るに堪えないぐらい汚く見えます。私はHDRの方が綺麗で美しいと思いこんでいたのでずっとHDRでプレイしていました。たまたまHDRオフにしてプレイしたら「あれ?こっちの方が全然綺麗じゃん!」って。気づくの遅かったー。もしかしたら「グラフィックが全然ダメ!」と思っている人はHDRが原因かもですよー。最適化してほしいです。

より人間的になった(AI)drivater

Forza Motoersportではライバル車の事をドライバター(drivater)といいます。本作のドライバターはより人間的になり、ほかのドライバターとバトルしてたり自分のラインで走行してたりします。ピットインもするので、つられて私もピットインしちゃったりします。相変わらず最初のコーナーも遅いです。

AIも勝手に事故ります。そして見よ!このシャシーのテクスチャー

攻撃性も少し上がりました。磁石のようにくっついたら離れないやつ、横から体当たりしてくるやつ、まるで私を邪魔するためにレースに参加したのか?って思うぐらいにしつこいやつ。あとアメリカンポリスが逃走車をスピンさせる必殺技「ピットマニューバ」の使い手もいて緊張感を楽しめる作りになっています。

必殺技「ピットマニューバ」。これ食らったら高確率でコースアウト。

コース:

Forza Motorsportの今現在(2024/01/05)のコース

  • Circuit de Barcelona-Catalunya: サーキット・デ・バルセロナ-カタルーニャ
  • Circuit de Spa-Francorchamps: サーキット・デ・スパ-フランコルシャン
  • Daytona International Speedway: デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ
  • Eaglerock Speedway: イーグルロック・スピードウェイ
  • Grand Oak Raceway: グランドオーク・レースウェイ
  • Hakone Circuit: 箱根サーキット
  • Hockenheimring:ホッケンハイムリンク
  • Homestead-Miami Speedway: ホームステッド-マイアミ・スピードウェイ
  • Indianapolis Motor Speedway: インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
  • Kyalami Grand Prix Circuit: キャラミ・グランプリ・サーキット
  • Laguna Seca Raceway: ラグナ・セカ・レースウェイ
  • Le Mans – Circuit International de la Sarthe: ル・マン – サルト・サーキット・インターナショナル
  • Lime Rock Park: ライム・ロック・パーク
  • Maple Valley: メープル・バレー
  • Mid-Ohio Sports Car Course: ミッドオハイオ・スポーツカー・コース
  • Mugello Circuit: ムジェロ・サーキット
  • Nürburgring: ニュルブルクリンク
  • Road America: ロード・アメリカ
  • Silverstone Circuit: シルバーストーン・サーキット
  • Suzuka Circuit: 鈴鹿サーキット
  • Virginia International Raceway: バージニア・インターナショナル・レースウェイ
  • Watkins Glen International Speedway: ワトキンス・グレン・インターナショナル・スピードウェイ
  • WeatherTech Raceway Laguna Seca: ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ
  • Yas Marina Circuit:ヤス・マリーナ・サーキット

オリジナルコースの箱根サーキットは美しくて素直にうれしかったです。これからも増えていくみたいなので非常に楽しみです。市街地コースに期待!出さなかったら「おしおき」ですよ!

本作はレースゲームにRPGの要素を組み合わせたシステムが導入されました。プレイヤーは自分の好きな車を選び、コースを走ることでCXP(経験値)を得ます。CXPが一定量溜まるとレベルアップし、それに伴い「カーポイント」が獲得できます。カーポイントは車のアップグレードに使用されますが、最初は一部のアップグレードがロックされています。レベルを上げることで徐々にロックが解除され、レベル25に達すると全てのアップグレードが利用可能になります。

しかし、レベル25になった時点ではまだカーポイントが十分に溜まっていないため、自由にカスタマイズするにはさらにレベルを上げてカーポイントを貯める必要があります。

結局のところ、自由にカスタマイズを楽しむためには、最高レベルの50まで到達することが望ましいです。

アップグレードには保有CPなどの条件に合わせて自動で最適化してくれるクイックアップグレードも存在します。私はエアロとホイールは自分で決めますが、あとはもっぱらクイックアップグレードに頼っています。

レースを楽しむだけでお金とポイントがたまるなんて” お得 “ですよね!今の日本のトレンドスタイルですし。そしてアップグレードはポイントしか使えないというね・・・。

ビルダーズカップ:

ビルダーズカップは、特定の条件下で様々なレースイベントを行い、その中でトップを目指すモードです。各カテゴリーのツアーを全てクリアすると、通常では手に入らない特別な車両を獲得できます。RPGでいったらレアアイテムを取りに行く感じですかね。車の選択肢は限定されているため、選びやすさも特徴の一つです。ただそれだけで内容は薄いモードに仕上がっています。「もっと遊び心入れてくださいよー。ストーリーモードとか中ボスとかボスとか・・・。」と心の中に閉まっときます。

練習:

レースイベントに挑む前には練習セッションが設けられており、ここで基本的なスキルを磨くことができます。もし必要なければ、この練習はスキップすることも可能です。

練習セッションでは、選択したDrivatar難易度に基づいた目標ラップタイムが設定されます。

この目標を達成すると、CXPボーナスを獲得できます。これはレースでの競争力を示す良い指標となります。

レース本番:

ここで自分のスキルに合わせてスタート位置の変更や難易度を変更してトップを目指しましょう!ライトユーザーにも優しい仕様になっているのがいいですね。

セグメント:

コースはいくつかのセグメントに分割されており、それぞれのセグメントでの走行パフォーマンスによってセグメントスコアが決まります。接触やコースアウトがあるとスコアが下がります。スコアは最低1.0、最高10.0です。

練習モードでは、各コースの重要な部分、つまり主要セグメントでタイムアタックが行われます。ラップタイムを短縮するためには、これらのセグメントの攻略が重要です。主要セグメントで自己最高のタイムを更新すると、ボーナスCXPが獲得できます。

タイムアタックは私を熱くさせます。

良質な走行を心がけることでも、追加のボーナスCXPを得ることができます。このセグメントスコアを意識することでレベル上げのアプローチが変わります。スコアを上げることを心がけると、自然とボーナスCXPが得られ、通常よりも早くレベルが上がります。このスコアに意識を向けると、次々と挑戦したくなり、時間を忘れてゲームに没頭します。その結果、気づいたら大幅にレベルが上がっていることに驚くでしょう。

良い走行をすれば多くの経験値が得られるのは斬新で良いシステムだと思いました。なぜなら他のRPGでは、どんなに見事にボスを倒しても、もらえる経験値は同じです。例えば、「エルデンリング」では、マルギットをノーダメージかつパリィでかっこよく決めて倒すのも、ロジェールと遺灰とアイテムをフルに使ってごり押しで倒すのも、得られる経験値は同じですから。

セグメントはスキルの向上と楽しみながらレベル上げをすることを目指して開発されたと感じます。その結果、レベル上げが苦にならず、逆に最高レベルに到達すると「やったー!でも、これで終わりなのか…」と少し寂しくなります。皆さんも是非、このセグメントを意識してプレイしてみてください。きっと、新たな発見があるはずです。「あれ?こんなに楽しいとは思わなかった!」と驚くかもしれませんよ。

フリープレイ:

様々な設定を自由に変更してテストドライブやレースなどを楽しめます。

ライバル:

「ライバル」モードは他のプレイヤーのゴーストクローンと対戦するモードで、常に自分のタイムよりちょっとだけ速いライバルと戦うことになります。だんだん勝っていくと、どうしても勝てないライバルにぶち当たります。何回やってもギリギリ勝てないんです。でもその時こそが一番楽しくて、自分と同レベルの相手と対戦するのは本当に熱くなります。何回も対戦していくと少しづつですが上達しているのがわかり「もしかしたら次は勝てるかも」と。そしてそのライバルに勝ったときの達成感はまさに「ソウルライク」です。

ランキングも観覧でき、上位にいるライバルの車種やそのライバルのリプレイも観覧でき、かつゴーストにも設定できるのでスキル向上に役立ちます。

研究 研究!

終わりに

Forza Motorsportは相変わらずライトユーザーに親切な作りで安心しました。車の挙動のリアルさや、物理エンジンの進化は、まさに素晴らしいの一言に尽きます。グラフィックに関しては期待通りではないけど満足してます。市街地コースがないのが残念でした。プラハの歴史ある都市や、RIOの美しい街並み、独特な雰囲気のロングビーチなど今の技術で描かれたらどうなるんだろうって。めちゃめちゃ期待してただけに残念です。あとfpsが不安定になるバグがありますね。その問題は再起動すれば解決します。それでも、Forza Motorsportはやはり車の挙動のリアルさ、まさにその本質的な部分がしっかり作られれいるからこそ、そこだけはシリーズ最高の次世代レーシングゲームと思っています。あとは、アップデートで改善できるところは改善してもらって誰もが「シリーズ最高の出来だ!」と言ってもらえるように仕上てもらえたらと思います。

最後までご観覧いただきありがとうございました。

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