前代未聞
不正行為は合計174件
ダイハツ工業は国内外問わずダイハツが生産開発した車はすべて出荷停止。(全64車種。生産終了した車も含め)。ダイハツはトヨタ、スバル,マツダに提供している車もすべて出荷停止した。
概要:
ダイハツ工業が行った品質不正問題は、合計174件に上り、前代未聞の規模です。この問題は34年前にまでさかのぼり、2023年12月20日にはダイハツとトヨタが共同で記者会見を開き、謝罪しました。
国内外問わずダイハツが生産開発した車はすべて出荷停止(全64車種)生産終了した車も含め。ダイハツがトヨタ、スバル,マツダに提供している車もすべて出荷停止しました。
事の発端:
今年の4月、ダイハツは海外市場向け車両における側面衝突試験において不正行為を行ったことを公表しました。この不正行為は、法規に定められた試験方法に違反し、前席ドア内張り部品に不正な加工を施すしたものです。内部告発によりこの問題が発覚し第三者委員会による調査が行われました。
不正行為の内容と影響:
外部の専門家による第三者委員会の調査で、ダイハツは他にも多くの不正行為を行っていたことが明らかになりました。不正行為は合計174件で、そのうち虚偽記載が143件にのぼります。これらは、衝突時の安全性をテストする試験において、エアバッグの作動方式の偽装や試験時の速度の偽報告など、乗車者の安全に直結する重要な問題でした。
背景:
第三者委員会で発表されたのは、異常な開発スケジュールです。余裕のない日程で開発スケジュールが組まれ、仮に問題が生じた場合でも販売日程にまで影響及ぼすことから当初の開発スケジュールを柔軟に先送りすることは到底困難というのが実情でありました。(試験は)不合格は許されないというまさに一発勝負の強烈なプレッシャーにさらされながら業務を行っていました。短期開発の強烈なプレッシャーに追い込まれた従業員が不正行為に及んだものでありまして、経営の犠牲になったとも言え強く非難できないと考えます。したがって本件問題でまず責められるべきは、不正行為を行った現場の従業員ではなくダイハツの経営幹部であると考えております。
不正行為の背景には、異常な厳しい開発スケジュールがありました。ダイハツは、軽自動車の販売台数でスズキに追い抜かれたことや、トヨタからのOEM供給車の増加に伴い、従業員は短期開発のプレッシャーに直面していました。経営陣は、現場の負担や困難を十分に理解せず、困難な時に声を上げにくい職場環境を放置していました。
現在の状況と対応:
国土交通省はダイハツ本社に立ち入り検査を行い、結果に基づいて処分を検討しています。ダイハツとトヨタによる共同会見では、経営幹部が謝罪し、現在走っている車の安全性に問題はないとの姿勢を示しました。しかし一部の消費者や市場の間では、この声明に対する信頼性に疑問が呈されています。国内外問わずダイハツが生産した全64車種の出荷が停止されています。
消費者の懸念:
私たちダイハツの車を所有するユーザーは、品質不正問題により深刻な懸念を抱いています。この問題により、新車の購入や既存車の修理に影響が出る可能性があり、ダイハツのブランドイメージの損失や車の再販価値の低下が懸念されます。私たちは、自分の車の安全性について、常に不安を感じています。
私たちは、ダイハツがこの問題に真摯に対応し、全力で解決策を講じることを望んでいます。
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